日本では毎年、10万社以上の会社が新たに設立されています。
しかし、起業から5年で半分が消え、10年で生き残っている会社は4社に1社、多くが消えていく現状があります。
セミナーなどで参加者から、「会社が生き残るための秘訣ってありますか?」と、
よく聞かれますが、私は「ありますよ」と常に答えています。
その秘訣は「経営の型」を知ることです。
しかし、「経営の型」について知る前に、あなた自身のなぜについて、言葉にして、
そのことをご自身の軸に沿えなくては、ビジネスはそう簡単には上手くいきません。
なぜでしょうか?
仮に、あなたの商品やサービスが世の中で唯一無二のものなら、黙っていてもお客さんから欲しいと言ってくるでしょう。
しかし、多くのビジネスには先行者がいて、既に経験もお客さんもつかんでいます。
あなたにとって起業自体は初めてのことで新鮮かもしれませんが、商品・サービスを提供する段階になったとたん、
多くの競争相手がいるということです。言われてみれば、ごく当たり前で、
そんな事は百も承知だよと言われそうですが、冒頭にお話ししたように新設法人の半分は5年で消えるのです。
さらに言うと、飲食業なら2年で半分は消えます。私はその事実を知っているがゆえ、
起業したからには成功して欲しいと強く思うのです。
私が外資系保険会社に転職してから20年以上厳しいと言われる保険営業で生きてきました。
なぜ、生き残ることができたのか?と言いますと、
ある先輩から言われた一言が長く一定の成果を出せた秘訣だと思っています。
それは「準備に8割のチカラを入れろ!」という営業に対する考え方です。
多くの人は営業マンは相手と交渉することが仕事だから、
準備よりもその場その場での話す技術がすべてで準備に時間をさくことは営業時間が減るからダメじゃないかと思っていると思います。
一見、正しく聞こえますが、実はこれ、ダメな営業マンの典型です。
話すだけ上手く、相手のニーズを聞かず、自分の売りたい商品だけを売ろうとするパターンです。
もしかしたら、驚異のトーク術で一時的には売れるかもしれませんが、長くは続きません。
そんな営業マンもたくさん見てきました。
あなたの商売は1年で終わっていいんでしょうか?
そんなことは無いですよね。
あなたのビジネスを応援してくれる多くの人があなたの成功を願っているはずです。
あなたのビジネスがたくさんのお客さんに囲まれ、長く愛されるために、
「あなたの中のなぜ」を言語化してみてください。
参考になる動画はこちらです。
「優れたリーダーはどうやって行動を促すか」サイモン シネック
*日本語訳つきですので、ご安心ください。