みなさんは「時間」について考えたことはありますか?
人間は生まれながらに、少なからず「収入」「地位」「運」など、
不平等なことが存在します。
しかし、唯一「時間」はどんな人にも与えられている平等の資源です。
その限られた時間をどのように過ごすかで、
人生に大きな変化を起こすことが可能です。
これまで多くの著名人が時間について、
名言をたくさん残しています。
・「1時間は有限、使い方は無限」
福島 正信先生(名だたる企業家のメンター)
・「どんなに悔いても過去は変わらない。どれほど心配したところで未来も
どうなるものでもない。いま、現在に最善を尽くすことである」
松下 幸之助氏(パナソニック創業者)
・時間だけは神様が平等に与えて下さった。これをいかに有効に使うかは
その人の才覚であって、うまく利用した人がこの世の中の成功者なんだ。
本田 宗一郎氏(ホンダ創業者)
ここに、スティーブン・R. コヴィー氏の「7つの習慣」より、
時間管理のマトリックスをご紹介します。
人間の活動は、重要と緊急を軸にして、4つの領域に分けられます。
第1領域(緊急度・高 重要度・高) やらないと、大きな損失がでるようなこと
第2領域(緊急度・低 重要度・高) 自分の将来へ向けて、備えとなること
*大事なことですが、期限がないのでついつい後回しにしてしまいがちです。
第3領域(緊急度・高 重要度・低) 他の人に依頼できるなら、整理すべきこと
第4領域(無駄:緊急度・低 重要度・低) やらなくてもいいかもしれないこと
時間の中でも、会社や自分の将来について考えたり、
家族や健康、準備や計画、人間関係作りなど、
備えとなることに使う時間のことを、「クオリティタイム」と言います。
さて、あなたの場合は、いかがでしょう?
クオリティタイムは取れてますか?
いわゆる、いい人ほど、自分の時間を後回しにして、他人のために時間を使って、
疲弊してしまいがちです。クオリティタイムは、あなたの人生において一番大事な人
”自分”との約束の時間です。他の人とのアポイント以上に、大事にしてください。
自分が疲弊していると、周りが見えにくくなり、気づきが遅れたりします。
ましてや、社長さんが疲弊していると、会社の雰囲気が悪くなります。
社長さんは孤独であり、あらゆる問題に正面から取り組む必要があり、
誰よりも精神的にも肉体的にも、疲れがたまっていることがあります。
「なかなかクオリティタイムが取れない」という方は、
私自身がやっていることですが、強制的に、
スケジュール帳に、自分時間として、記入することをお勧めします。
また、クオリティタイムへの勘違いですが、
1時間、2時間と多くの時間を取らなければいけないと
考えている方がいますが、そんなことはありません。
15分でも良いのです。
経営の神様、ピータードラッカーの言葉を借りれば、
「時間こそ、最もユニークで乏しい資源」とのこと。
間違いなく、クオリティタイムがあなたのビジネスの軸を太くします。