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Vol.109
『人、お金、ミライへの処方箋』
2022年6月10日
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おはようございます。
ゴーウェルの友部です。
昨日の朝活は所属する
同友会の読書会でした。
課題図書は芥川龍之介「杜子春」。
読んでみた各自の感想や解釈を
自由に話す会です。
あらすじと私の感想は
こんな感じです。
杜子春は仙人の力で2度も
大金持ちになったのに、
散財して一文なしに。
3回目も仙人の助けがあったが断る。
なぜなら、
金で態度を変える人間に
嫌気がさしたから。
だから、仙人に弟子入りを志願。
修行中は
「何があっても声を出してはいけない」
と言われて、様々な幻覚を覚えても
決して声を出さなかった。
しかし、
両親がヒドイ目に遭うと、
耐えられず、「お母さん」と
一声叫びます。
私はこのシーンで、
杜子春が声を出して、
良かったし、安心しました。
人として大事なことは何なのか?
を考えさせられました。
仙人になることと
親を思うこと助けること、
どちらが大事なのかってことです。
声がでたことで仙人にはなれなかったが、
苦痛を受けている両親を見て、
叫び声をあげたことを嬉しく思いました。
2度も散財した杜子春でしたが、
忘れちゃいけない「心」は持っていました。
人間の欲深さと親への愛を
見させてもらいました
これって、
コインの裏と表のよう
な感じでしょうか。
誰もが持っている心ではないですか?
今日はここまで。
【本日の問いかけ】
・あなたのコインの裏表は
どんなものですか?